私のお母さん
お母さんはいつも辛くてピンチの時、私の気持ちを汲み取って軽くしてくれる。
たぶん昔からずーっとそうなんだけど、学生の頃はそれが当たり前だと思っていた。だから、感謝の気持ちがそこまで浮かんでこなかった。母たるものそういう存在だと。
でも今は感謝の気持ちでいっぱいだ。
会社員になってからは社会に揉まれ、理不尽な事をいっぱい経験したからこそ母からの言葉に救われ、恵まれてるなと感謝できるようになった。
私は34歳で子供もいるいい大人。
私だって母なのに、それでも今でも苦しい時の一番の頼りは母だ。
いつでも母の言葉は私に希望をくれる。
だからこそ、逆に母の話はじっくり聞こうと耳を傾ける努力をしている。
そこに気づけたのはまだ最近だけど。
たまに母の悩みを聞くと「え!そんなこと?」っと心の中で思う事もあったりする。
でもそこは「ふむふむ」と聞くと同時に、冷静に母も完璧な母ではなく一人の60歳の一人の女性なんやなぁとふと気付く。
相手が家族だとどうしても気遣いを忘れがちになり、思いやりのない言葉を掛けてしまう事がある。だからこそ慎重に言葉を選びたい。言葉を選べないときは聞くに徹すればいい。
私は娘にとって希望となる存在になれるよう努力するしかない。
そして別に同じお母さんになる必要もない。