Wild Wild Country


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久しぶりに一気に見入ってしまったドキュメンタリー。

Wild Wild Couuntryです。

 

全6話で1話が1時間もあるドキュメンタリーなのに、興味が勝ってすぐに見終わってしまった。カルトという狂気は恐ろしいけど、興味をとにかくそそられてしまう。

 

簡単にいうと、オウム真理教アメリカバージョンです。

というか、そもそも1980年代に既に同じ事アメリカに起こっててやっぱUSA凄いな。でした。 

 

1970年代から1980年代は西洋から東洋文化への流れがあって皆、疲れた人はインドに行く。そこでバグワンという教祖に共感してそこに住み着いた。(瞑想とタントラ)

アメリカ人はドル紙幣を握ってインドにやってくる。

その為替のミラクルによって、この教団は富を得て更に信者も増える。

 

その教団の運営はシーラという女性に全てが任されている。

とにかくこの女性の経営手腕が凄すぎました。

 

 教祖バクワンから絶大な信頼を得る彼女が教団の実質経営者。

 

インドでは教団都市を作れない事を機にアメリカの田舎町に新天地を求めます。

シーラ自身も大学時代をアメリカで過ごした身。

 

最終的にそこの住民との間での闘争が生まれ、最終的には武力闘争、殺人、逮捕、、国外逃亡という流れになる。

 

こ、怖いわ。でも面白い(笑)

 

シーラはとても賢いです。話が上手で法律の抜け穴を良く知っているし、女性としても、人間としても、凄い人だなと思ってみてました。

ただ、どうしても自分が勝ちたい人なのだな。そんな風に感じました。

 

現在彼女はドイツで老人ホームを経営し、日々老人たちの側で介護し、彼らの支えとなっている。

 

ドキュメンタリーを見始めた時は、シーラが全て悪いみたい怖い女のようなそんな印象がありましたが、彼女自身も大学時代に愛していた恋人の死に直面したり、大きな教団の運営を彼女一人が支えていたことはなんとも言えない気持ちになったのです。

 

最後まで見終わった感想として、善悪とは何か。

紙一目ではないのか。そんな印象です。

 

そして、あのオウム教団の麻原氏もこの教団の信者であったそうだ。

なんとも頷ける。