銃・病原菌・鉄
ジャレドダイアモンドさんの銃・病原菌・鉄を読んでいて、面白いです。
文庫 銃・病原菌・鉄 上 一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) [ ジャレド・ダイアモンド ] 価格:972円 |
サピエンス全史を検索してる時にも、こちらもよく引っかかってたので、
気になっていました。
読んでみると確かに同じ人類の歴史の話でめっちゃ似てる。
出版はこちらの方が早いです。(初版1997年!!)
作者のジャレトダイアモンドさん、どっかで見たことあるおじいちゃんだなあ
と思ってたら、昔TVで見た人でした。
アメリカの高校生に動物園で授業するみたいな番組で、授業の内容は
また、動物と人の違いには発情期がなく排卵日を隠すよう作られているという事だった。とにかくなんか面白い授業をするな~と見てたのを思い出した。
話は逸れましたが、そんなおじいちゃんの本はとても面白いです。
まず、本のプロローグ中で私の日常生活でハッとさせる事があった。
「ニューギニア人の方が平均して、西洋人より頭がいいと感じた。西洋の子供は一日の大半をテレビや映画を見て受動的な娯楽をしている。ニューギニアには受動的な娯楽がに恵まれていない為、大人と会話を楽しみ、積極的な遊びでの過ごし方をしている。
彼がこの本を執筆するきっかけが、鳥の研究で滞在したニューギニア人から、
「何故あなたたちは多くを持っていて、私たちは持たないのだ」
という質問の答えをずっと考えてからなのだと。
ダイアモンドさんはどうして人類がなぜ、持つ者と持たない者を生んだのか。
(本書ではモノをCARGOと呼んでました。)
ニューギニア人からの上記の問いに答える為に書いた本なのだ。
人々が狩猟生活から、農耕を開始した年代が地域によって差があるのは人種や人としての能力が関係してなくて、住む地域の環境によるものだと。
肥沃な三日月地帯から、農耕や家畜化が始まったのもそうだと。
学校の歴史では学びきれなかった、人類の歴史は壮大過ぎ、自分の無知を知らしめられました。まず肥沃な三日月地帯すら私は知らなかった。。。。、この辺ってやっぱスゴ
34才になってやっと研究して論文だしてる人の本を読みだした私。
Fラン大卒の私には、そういう本に出会うのが34才だったということでしょうか。
本は面白い。
文庫 銃・病原菌・鉄 下 一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) [ ジャレド・ダイアモンド ] 価格:972円 |