父の言葉

父が無くなって10年以上。

偶にふと父が言った言葉を思い出す。

 

「お父さんの仕事ってどんな仕事?」

返ってきた答えは「人を騙して金を取る仕事やで」

 

これを聞いた当時は自分の父がちょっと嫌になってしまった。

こういう答えを求めていない。と。

でも今はめっちゃ正解言うてたやん。と思う。

どんな仕事もほぼこれ以上の何ものでもない。

特に父の仕事が保険の外交員であったのも強いかもしれない。

 

きっと日々働く上で悟った心理なのだろう。

 

社会人になって14年。会社に搾取されずに生きていかないと。

やりがいという名の搾取に飲み込まれないように。

 

人より優位に立つ無意味さを。

幸せは自分自身でしか決める事はできない。