憧れのあの人は痛い人になっていた

私には入社当時憧れの人がいて、彼女みたいなキャリアウーマンになれたらいいなと思っていた。
 
私は22歳、彼女は42歳。
 
オシャレで仕事も出来る人だった。
 
営業成績が良く、男性社員より色んな事を知っていて出来る人。
シンプルなロレックスの腕時計に、一粒ダイヤのネックレス。BAGはビンテージのモノグラムディオールの小さなボストンで服のセンスはピカイチだった。
 
ただそれだけの人なのだ。優しくないのだ。
 
若い時彼女に酷く怒られて、その時は自分に非があって怒られて当然だと思っていた。
でも今思うと何故あんなに酷く怒る必要があったのかと思う。当時の私はそれがミスという事さえ知らない人だったのだ。
 
怒るのではなく、教育者として指導して欲しかった。学校では無いと言われればそれまでなのだか。

今では社内でも1.2を争うくらいの古株の彼女は誰に対しても上から目線で、偉そうです。。あといつも怒ってる。。楽しく生きましょうよ!と言いたい。残り少ないのに。

今では全く憧れない、こんな風になりたくない50代の見本になってしまったのです。
 
尊敬される人というのは、肩書や実績がなくとも、その人柄で尊敬されていくものなんだなぁと日々思います。

年齢や役職に関係なく、誰に対しても敬意を持って接する。それが出来る40代以上の人を私は自分の会社では知らない。
 
だからこそ私は、自分より若い人こそ敬意を持って接する事を心掛ける。

舐められる?きっとその若い子もあと10年経った時に気付いてくれます。成長していたら。