幡野さんのTED
Wishing for the happiness of others. | Hiroshi Hatano | TEDxHamamatsu
がん患者幡野さんのTEDはとても心に刺さるものだった。
死や生は当事者本人だけのモノであって、誰も邪魔すべきものではない。
だから本人の意思の自由こそが一番尊重されるべきなのだ。
本人の望まない、家族の望む治療は家族本位の治療であるのだと。
生きて欲しい。これは家族が悲しみたくないからだ。
この考えは病気の場合だけでなく、いろんな場面にも置き換えられる事である。
家族がすべき事は選択や手段の提示を最大限に差し出す事。
決定権の自由は当人が持つ事。
ちょうど一年前、会社の健康診断で腫瘍が見つかった。
それからの数ヶ月間夫は良性結果が出るまで、病院の選択や道のりを、口出しせずに私に協力してくれた。
何もしてくれないではなく、自由を尊重してさせてくれた事に心から感謝したのだった。